良い絵本の選び方 Vol.1

選び方の第一歩は“劇場形式”になっているかです!

 

“劇場形式”とは・・・
表紙

見返し(白紙〔淡い落ち着いた色〕もしくは内容に関係ある絵が描かれている)

扉(左が白紙、右に題名の書かれたページ)

物語

見返し(白紙〔淡い落ち着いた色〕もしくは内容に関係ある絵が描かれている)
この様な作りのことです。

 

舞台を観に劇場を訪れると、入り口に舞台の題名が描かれた看板(もしくはポスター)があります。この看板(もしくはポスター)が表紙に当たります。


舞台には幕が架かっています。この幕が見返し。


舞台の傍には、舞台の題名が書かれた物が置かれています。これが扉に当たります。

現在では、舞台袖に題名が書かれた物が置かれることは少ないですが・・・

学芸会や落語で噺家さんの名前が書かれた物がある位ですかね?

 

幕が開き(見返しをめくると)、物語が始まる。

物語が終わると、幕が下りる(見返しがめくられる)。

 

物語が始まるまでの間、1ページめくる毎にワクワク感が募ります♪

そして、物語が終わると、見返しがあることにより、その余韻に浸ることができます。

 

しかし、昔の絵本の中には“劇場形式”をとっていないが、非常に素晴らしい本もあります。

そして現代の絵本の中には“劇場形式”をとっているけれど、お勧めできない絵本もあります。

ですので、この“劇場形式”はあくまで良い絵本を選ぶ為の第一歩として捉えて下さい。